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新年のご挨拶

画題:柳橋芸妓粧(やなぎばし げいこの よそおい)
絵師:楊洲周延
年代:明治23年(1890)

新年明けましておめでとうございます。本年度も宜しくお願い致します。
こちらの浮世絵は、柳橋の芸者たちが稽古初めで集まっている様子を描いています。この色あざやかな三枚続は、たくさんの縁起物が詰まっていて、お正月にふさわしい作品です。
縁起物と言えば「松竹梅鶴亀」。右には実物の松竹梅が飾られていて、後ろの襖らしき一面には富士山が描かれています。右に後ろ姿で描かれている小たかの着物には、「橘鶴(たちばなつる)」という、鶴の紋が小さくデザインされていたり、その隣にいる小ふさの着物には大きく鶴の模様があしらわれています。また、左の襖にも鶴が見えますね。
さて、残りの亀は、どこに隠されているか、みなさんおわかりでしょうか?答えはインスタのストーリーにてチェックしてください。
上の看板の書には「保壽(保寿・ほうじゅ)」と、長生きの意味が込められています。周延の落款が書かれているため、周延自身もこの年初めの準備に参加した、という設定になっています。