職人紹介

絵師

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石川真澄

1978年 東京生まれ
2000年に六代目歌川豊国に師事。まもなく六代目が他界したため、独学で浮世絵を学び、個展やグループ展を中心に活動。
UKIYO-E PROJECTとのコラボレーションの他、『STAR WARS』浮世絵「星間大戦絵巻」や『COBRA』浮世絵「宇宙海賊 狐舞邏」を発表。尾上松也自主公演『挑む』、大阪駅前のGRAND FRONT OSAKA3周年キービジュアルや、ドラマ『石川五右衛門』(市川海老蔵主演/ テレビ東京系列)のメインビジュアルを担当するなど活動も盛んに。近年では国立西洋美術館で開催された『北斎とジャポニズム』では葛飾北斎とのコラボレーション、「New Era X Masumi Ishikawa」のプロダクトコラボレーション、『STAR WARS 歌舞伎』メインヴィジュアルなど、現在の活動は多岐に渡っており、新たな浮世絵表現の画家、絵師として各界から注目されている。
「今昔ラボ」主宰
https://www.konjakulabo.com/

 
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マテウシュ・ウルバノヴィチ

1986年 ポーランド生まれ、東京在住
神戸芸術工科大学で漫画やアニメーションを研究し、卒業後、 2013年にアニメーションスタジオ「コミックス・ウェーブ・フィルム」へ入社。『花とアリス殺人事件』『君の名は。』など数多くの背景美術を担当。
2017年に独立。Webアニメーション『すすめ、カロリーナ』で監督、脚本、背景担当するなど、幅広い分野で活躍中。著書に『東京店構え マテウシュ・ウルバノヴィチ作品集』(エムディエヌコーポレーション)、『東京夜行 マテウシュ・ウルバノヴィチ作品集Ⅱ』(前出)がある。
https://mateuszurbanowicz.com/

 

OZ-尾頭-山口佳祐

2015| 個展「OZ-尾頭-山口佳祐展」(ギャラリー82、長野)
2016|「Ronin-Globus Artist in Residence Program」 最優秀賞(アメリカ)
個展「Paintings from New York」(Ronin Gallery、アメリカ)
2022| 個展「もの OZ-尾頭-山口佳祐展」(ギャラリー82、長野)
2023| 個展「ものくろ」(AIN SOPH DISPATCH、愛知)

日本特有の思想や感覚、現代の発想や画法を融合し、万物に秘められた“何か”を追求しながら筆を走らせ続けている画家。

近年は大絵馬や現代絵図を描き、奉納や文化の継承を進める傍ら海外での個展開催・アートフェスティバルへ参加するなど表現は多岐に亘る。

https://oz-te.com

 

彫師

渡辺和夫

1945年 茨城県生まれ
1960年より江戸木版彫師・大倉半兵衛に師事。6年間の就業の後、江戸木版彫師として現在に至る。1991年フランス・エソンヌ県で開催されたJAPAN WEEKで木版の実演を行う他、1992年両陛下の行幸啓に際し、展覧の品として木版画を出品。2010年に江戸木版画伝統工芸士に認定され、現在は浮世絵版画に限らず現代絵画作品 の木版画化など活動の幅を広げている。経済産業省に「江戸木版画 伝統工芸士」と認定されている。

 
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三代目関岡扇令 

1957年 東京生まれ、荒川区在住
摺師の家系に生まれたが、父・二代目扇令の勧めにより19歳で彫師の道に入り、大倉半兵衛に弟子入り。7年の修行を積み、2013年10月に「三代目関岡扇令」を襲名。38年ものキャリアによる経験と実績から、原画に忠実に彫る高い技巧に加え、原画の甘い線を補完する彫りをこなす創造的な手腕を持つ。浮世絵の古典的なデザインのほか、新版画や現代版画といった新しいデザインの彫り作業にも次々とチャレンジしている。また、後世の彫師育成のため、積極的に弟子を受け入れている。

 

佐藤奈実

2006年 京木版画の世界に入り、2007年上京。
版画家の奥山義人氏、彫師の関岡扇令氏に師事。
葛飾北斎「冨嶽三十六景」の復刻などに携わっている。

 

摺師

吉田秀男

1939年 茨城県生まれ
1954年から摺師の渡辺義明氏に師事。現在まで渡辺木版の摺師として渡辺氏と共に作品を制作している。文化庁の「無形文化財選定保存技術」に認定されている職人。

 
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岡田拓也

1983年 生まれ、茨城県常総市在住
高校卒業後、京都伝統工芸大学校(現名称)にて、仏像彫刻を学び、卒業後、渡邊木版にて摺師の修行をし、2012年に独立。伝統的な技法に加え、新しい技法にも積極的に取り組む新世代の摺師である。

 
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伊藤達也

1965年 東京生まれ、根津在住
1985年、20歳で幾馬系四代目伊藤智郎の後を継ぎ、師匠小川文彦の元で約3年修行。1995年、東京都優秀技能者知事賞を受賞。その後20年以上にわたり、日本、オーストリア、ハンガリー、フランス、オーストラリア、ワシントンなど、世界各地の美術館や博物館、文化関連の施設にて摺の実演およびワークショップを開催し、摺の技術屋浮世絵の魅力を幅広く伝えている。

 
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中山誠人

1958年 熊本生まれ
1982年に京都精華大学美術学部造形学科洋画専攻卒業、佐藤木版画工房に弟子入り・摺師佐藤景三氏に師事、摺りを学ぶ。国内での展示や実演のほか、木版画の技術屋魅力を伝えるためフィンランド、デンマーク、エストニアや韓国など、海外でもエデュケーショナルな実演やワークショップを開催している。
日本画の複製版画、復刻浮世絵、古版画、現代作家の版画作品から、扇子の上絵、カード、ハガキなどの小物まで、木版画の摺りの仕事は多岐に渡る。